2026.01.16
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2026.01.16
国土交通省のオンラインシステムDIPS2.0を利用してドローンの飛行許可申請を行う際には、さまざまな情報を入力する必要があります。
その中の1つに「その他詳細情報を入力する」という項目があり、保険関連の情報や緊急時の連絡先、許可書の発行形式などを入力します。
具体的に何を入力するのか、許可書は紙と電子どちらで受け取るのがよいのかなど、よく分からない人もいるでしょう。
本記事では、DIPS2.0で入力が必要な「その他詳細情報」についてご紹介するとともに、入力後の流れやよくある質問についてもまとめています。
DIPS2.0でスムーズにドローンの飛行許可申請をしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
特定飛行に該当するドローンの飛行許可を取得するために、DIPS2.0というシステムを利用して国土交通省に申請を行う際の手順を振り返ってみましょう。
手順7つめの「その他詳細情報を入力する」の項目について、入力すべき内容や確認方法などをご紹介します。
また、入力後の申し込み方法や流れについてもまとめているので、参考にするとよいでしょう。
また、DIPS2.0の基本的な使用方法と注意点について、下記の記事で詳しく解説しているのでこちらも併せて参考にしてください。
「その他詳細情報」の入力ページでは、保険関連の情報を入力する必要があります。
「第三者賠償責任保険」とは、事故で第三者を傷つけたり損害を与えたりした場合の費用に充てることができる保険のことを指します。
第三者賠償責任保険に加入している場合、保険会社名や商品名、対人と対物それぞれの補償金額を入力する必要があります。
複数の保険に加入している場合は保険会社名と商品名を列挙し、補償金額が無制限の場合は「無制限(対人)」または「無制限(対物)」にチェックを入れましょう。
ドローン保険について詳しくはこちらの動画をご覧ください。
第三者賠償責任保険に未加入で賠償可能な場合は、「賠償能力有」にチェックを入れましょう。
「有」を選択した場合は賠償能力について説明する必要があるため、保有している資産の金額や、第三者に損害を与えてしまった場合の対応について入力してください。
第三者賠償責任保険に未加入で、賠償が難しい場合は、上記のチェック欄で「賠償能力無」を選択してください。
DIPS2.0でのドローン飛行許可申請において原則、最大離陸重量25kg以上の機体と、レベル3.5以上の飛行以外は第三者賠償責任保険への加入は必須ではありませんが、万が一のときのためにできるだけ加入しておいた方がよいでしょう。
保険関連の入力項目の下に、緊急連絡先を入力する項目があります。
氏名と電話番号を入力するようになっていますが、すでに登録してある情報が反映されている場合は、変更がなければそのままで構いません。
次に、許可書を紙で受け取るか電子で受け取るかを選択します。
紙の許可書を選択した場合は返信用封筒を申請先に郵送することになるので手間と往復の時間はかかります。
しかし、紙の飛行許可書の場合は国土交通省の印影があるので、取引先・営業先・警察などから許可書の提示を求められた際などに信用を得られることがあるという点がメリットです。
ただ、最近は電子の許可書の認知度もかなり上がっています。
一方、電子で受け取る場合は返信用封筒を郵送する必要はありませんが、国土交通省の印影がないので飛行許可書を提示した際に一部の方に不信感を抱かれる可能性があります。
「その他特記事項」の項目には、システムに入力した内容以外に特別伝えたいことがある場合に入力します。
特にない場合は、空欄のまま次へ進みましょう。
「申請書情報管理/申請書内容確認」のページで、申請書の一覧が表示されるため、内容を確認してください。
申請書を取引先・営業先・警察などに提示することを想定して、申請書をPDF化しておくことをおすすめします。
申請書の確認ページで右クリックをして「印刷」を選択し、送信先を「PDFの保存」にしましょう。ファイル名を付けて保存すると、PDF化が可能です。
改めて入力内容を確認し「申請内容が適切であり、間違いがないことを確認しました」にチェックを入れてから、「申請する」のボタンを押します。
これで、DIPS2.0でのドローン飛行許可の申請は完了です。
申請が受け付けられたことを画面上で確認してください。
申請内容の確認が終了すると、メールアドレスに通知されます。
審査状況を確認したいときは、申請書一覧ページに「審査中」「手続終了」「許可書発行」などの手続き状況が表示されます。
あとは、国土交通省からの連絡を待ちましょう。
DIPS2.0の「その他情報」に関するよくある質問をまとめているので、参考にしてください。
最大離陸重量25キログラム以上の無人航空機は、令和7年10月1日以降の飛行許可・承認申請に第三者賠償責任保険の加入が必須になりました。
最大離陸重量25キログラム未満の無人航空機の場合だと原則、加入は必須ではありません。
そのため、DIPS2.0では以下の3つから選択できます。
しかし最大離陸重量25キログラム未満の無人航空機の場合でも、万が一事故が発生したときのために保険への加入が推奨されています。
また、レベル3.5の飛行許可申請を行う場合は、最大離陸重量25キログラム以上か未満にかかわらず、第三者賠償責任保険加入が必須となっているため注意が必要です。
緊急連絡先には、操縦者本人または責任者の連絡先を入力してください。
実際の審査では、現場で即座に連絡が取れるかどうかが重要視され、即座に連絡が取れる場合は、緊急連絡先は申請者本人でも構いません。
特に記載する事項がなければ、空欄で問題ありません。
申請内容に関して伝えておきたいことがあれば、この項目に記載するとよいでしょう。
まず、DIPS2.0にログインします。
次に、申請書情報管理/申請書詳細のページから、「作成中」のステータスの申請書の「紹介編集・許可書確認」から進み「申請書編集」ボタンを押し、申請書の修正をしてください。
申請内容に不備があった場合には、補正指示通知が届きます。届いた際は指示に沿って修正し、再提出してください。
補正が困難な場合は行政書士に相談することも選択肢の1つです。
裁判や確定申告のようにDIPS2.0でのドローン飛行許可の申請は自分で行えますが、「何から始めたらよいのかわからない」「間違えそうで不安」という人は専門家によるサポートを受けることも検討してみましょう。
バウンダリ行政書士法人は、趣味から高難易度の飛行まで、ドローンの飛行許可申請手続きを完全サポートいたします。
ドローン法律ルールの相談や個別申請の必要性の判定、飛行場所の調査など、幅広く対応可能です。
年間対応件数1万件以上、許可取得率100%の実績を誇るバウンダリ行政書士法人に、ぜひご相談ください。
DIPS2.0を通じてドローンの飛行許可申請を行うにあたって入力が必要な「その他詳細情報を入力する」の項目について、入力内容や確認方法などをご紹介しました。
「その他詳細情報」には、保険関連情報や緊急連絡先、許可書の形式、その他特記事項などを入力する項目があります。
これらに記載漏れがあると、申請が棄却されてしまう可能性があるため、注意してください。
本記事で紹介した内容をもとに、DIPS2.0の申請をスムーズに進めましょう。
バウンダリ行政書士法人
代表行政書士 佐々木 慎太郎
(Shintaro Sasaki)
ドローンに関する許認可申請、許認可管理、法務顧問を専門とするバウンダリ行政書士法人の代表。飛行許可申請をはじめメーカー支援、登録講習機関の開設やスクール運営、事業コンサルティング、空飛ぶクルマなど支援の幅を広げ日本屈指のサポート実績を誇る。2025年のドローン許認可対応案件は10,000件以上、登録講習機関のサポート数は200社を突破。
無人航空機事業化アドバイザリーボード参加事業者および内閣府規制改革推進会議メンバーとして、ドローン業界の発展を推進している。またドローン安全飛行の啓蒙活動として、YouTube「ドローン教育チャンネル」や公式LINEを開設するなどSNSで最新の法律ルールを積極的に発信している。著書に『ドローン飛行許可の取得・維持管理の基礎がよくわかる本』(セルバ出版)がある。
・内閣府規制改革推進会議ワーキンググループメンバー
・国交省航空局無人航空機事業化に向けたアドバイザリーボードメンバー
・国交省多数機同時運航の普及拡大に向けたスタディグループメンバー
としてドローン業界の発展を推進しています。
さらに、国土交通省との人事交流も行い、行政と業界の橋渡し役として制度の合理化・適正化に尽力しています。
YouTubeと公式LINEで日々ドローン法務に関する情報を発信中!
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