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ドローン飛行許可の種類と飛行範囲

2022.02.28

ドローン飛行許可の種類と飛行範囲

飛ばす目的は主に4種類

主な飛行の目的「業務」「趣味(業務外)」「(業務の)訓練」「研究開発(実験)」の4種類です。「業務」目的以外では包括申請ができず、飛ばす場所を決めて飛行許可申請をしなければいけません。申請の多くは「業務」目的になっています。

飛ばせる期間は最大1年

ドローンの許可期間は原則3ヵ月以内です。継続的に飛ばすことが明らかな場合は、最大1年間の許可が出ます。実際に飛行許可を取得している方のほとんどが1年間の許可を取得しています。業務でドローンを継続的に飛ばす場合は最大1年間と覚えておきましょう。

最大の飛行範囲は日本全国

飛行許可は飛行経路を特定した申請と、飛行経路を特定しない申請ができます。飛行経路を特定しない申請では、許可される最大の飛行範囲は日本全国です。都道府県、市区町村単位での許可も取得できますが、特にメリットはありません。申請する飛行許可の内容によっては、飛行経路を特定し、住所・詳細飛行範囲や補助者の配置などをしっかりと決めないといけません。

SUPERVISOR

監修者

代表行政書士 佐々木 慎太郎

バウンダリ行政書士法人

代表行政書士 佐々木 慎太郎

(Shintaro Sasaki)

日本屈指のサポート実績を誇る、ドローン法務のプロフェッショナル

行政書士として建設業などの根幹産業と関わり、ドローンに特化したバウンダリ行政書士法人を創設。ドローン運航に必要な包括申請から高難度な飛行許可申請、国家資格スクール(登録講習機関)の開設・維持管理・監査まで幅広く対応し、2023年のドローン許認可件数は10,000件以上を突破。
無人航空機事業化アドバイザリーボード参加事業者および内閣府規制改革推進会議メンバーとして、ドローン業界の発展を推進している。またドローン安全飛行の啓蒙活動として、YouTube「ドローン教育チャンネル」を開設するなどSNSで最新の法律ルールを積極的に発信。著書に『ドローン飛行許可の取得・維持管理の基礎がよくわかる本』(セルバ出版)がある。