2024.06.28
飛行ルール・法律
2022.02.28
許可申請で重要なので、もう一度触れます。ホームページ掲載機とは、許可申請の審査が楽になるドローンのことです。国土交通省のホームページに「資料の一部を省略することができる無人航空機」というタイトルで国土交通省に機能と性能が認められたドローンのリストが掲載されています。国土交通省のホームページに掲載されているので、「ホームページ掲載機」とも呼ばれています。このリストは新しいドローンが国土交通省に認められる度に更新されていきます。1年間に何度か更新されるので、申請するドローンが国土交通省に認められているかどうか、事前に国土交通省のホームページでチェックするようにしましょう。このリストに掲載されているドローンは、申請するときに機体資料の一部を省略することができます。具体的にはドローンの写真、性能や飛行方法についての情報(説明書など)です。
技能認証とは、国土交通省で決めた一定の基準を満たし、国土交通省のホームページに掲載されたドローンスクールが行う技能(実技)試験のことです。この試験に合格するとドローンスクールから証明書が発行されます。許可申請をするときにこの証明書情報を一緒に提出すると、操縦者についての資料の一部を省略することができます。10時間以上の操縦経験や、知識面をドローンスクールで既に学んでいるからです。
バウンダリ行政書士法人
代表行政書士 佐々木 慎太郎
(Shintaro Sasaki)
行政書士として建設業などの根幹産業と関わり、ドローンに特化したバウンダリ行政書士法人を創設。ドローン運航に必要な包括申請から高難度な飛行許可申請、国家資格スクール(登録講習機関)の開設・維持管理・監査まで幅広く対応し、2023年のドローン許認可件数は10,000件以上を突破。
無人航空機事業化アドバイザリーボード参加事業者および内閣府規制改革推進会議メンバーとして、ドローン業界の発展を推進している。またドローン安全飛行の啓蒙活動として、YouTube「ドローン教育チャンネル」を開設するなどSNSで最新の法律ルールを積極的に発信。著書に『ドローン飛行許可の取得・維持管理の基礎がよくわかる本』(セルバ出版)がある。